中野哲平の日記

中野哲平が人工知能に関して色々解説します

アルファ碁を作ったディープマインド社を有名にした人工知能とは?

こんにちわ、株式会社NAMの中野哲平です。
 
さて、今日は人工知能の研究で、歴史的な論文を紹介します。2013年、イギリスのディープマインドが発表した革新的な論文です。
 
ご存知かもしれませんが、囲碁の世界棋士を破ったアルファ碁を作ったのは、このディープマインド社です。しかし彼らを一躍、有名企業にさせたのはアルファ碁よりもずっと前のDQNという人工知能でした。
 
2013年のDQNは、2次元のゲームにおいて圧倒的に人間より良いスコアを叩き出しました。これがその動画です。AIによるゲームプレイです。
 
 
この成果は世界中の研究者を驚かせました。そしてこの単純なゲームに続き、彼らは驚くべきスピードで、人工知能を開発していきます。
 
ゲームをする以外にも、ディープマインドは「なぜ人間はうまく歩けるのか」というような人間の脳の機能に迫る研究をしています。
 
 
ここで僕が言いたいのは、ディープマインドは、ゲームができる人工知能が作りたいわけでも囲碁ができる人工知能を作りたいわけでもないのです。
 
彼らは人間の脳が、どうしてこんなにうまく働くかそれを解き明かしたいのです。
 
つまり、彼がやってることはほとんど脳科学なのです。
 
僕が大学生に戻るなら、脳科学、量子力学は間違いなく専攻します。
 
今後、僕が投資する上で大事にしているのは、人工知能を使えている企業か脳科学が応用できる分野か(介護など)こういうような点です。