中野哲平の日記

中野哲平が人工知能に関して色々解説します

人工知能に職を奪われる?AIの苦手な分野を説明します

こんにちわ、株式会社NAMの中野哲平です。
 
人工知能は明確な定義は決まっていませんが、「自力で学習・成長するソフトウェア」のことを指します。
 
通常のソフトウェアはあらかじめプログラムされた処理を繰り返すだけですが、人工知能は、学習、成長を通じて、よりよい処理を行います。
 
「自力で学習し成長するソフトウェア」と聞くと、人工知能は非常に万能に聞こえます。
 
実際、人工知能は活用される範囲が非常に広く、現状、人間が行っている業務の多くを代替する可能性を持っています。実際、オックスフォード大学のカール・フレイは『THE FUTURE OF EMPLOYMENT』という論文で、今後10~20年の間でアメリカの労働者の47%が高確率で職を奪われると予測しています。
 
 
 
しかし、人工知能にも苦手分野が存在します。それは、「過去のデータが役に立たない」分野です。
 
人工知能の本質は「過去のデータをもとにして、現在の問題に取り組み、「統計的に正しい答え」を出す」ということにあります。
 
人工知能がメディアで多く取り上げられ、人間を代替するようなイメージを持つ人もいるようですが、実際はそこまで万能ではなく、人工知能はあくまで演算処理装置としてのコンピューターの延長なのです。
 

まとめ

人工知能は自力で学習・成長するという革新的な機能を備えており、様々なユニークなサービスが生み出されています。しかし、過去のデータが役に立たない分野においては未だ、人間を超えることはありません。
 
ここで大事なことは、人間と人工知能のどちらが優れているかということではなく、人間と人工知能の棲み分けです。人間が苦手とする分野は人工知能に任せて、逆に人工知能が苦手な分野を人間が行えば良いということです。
 
そのためには、AIの得意分野と苦手分野をしっかり把握する必要があります。
 
今後も人工知能は世間を驚かせ続けることは間違いないので、その動向を追っていきましょう