中野哲平の日記

中野哲平が人工知能に関して色々解説します

人工知能で、患者さんのデータを”分からなく”する

こんにちわ、株式会社NAMの中野哲平です。
 
今日(9/7付)、発表された論文の紹介です。
 
 
「人工知能にこんな使い方が」という感じです。
 
病院の話です。人工知能を使うには、前も言ったように大量のデータ、経験が必要です。しかし病院のデータは、患者さんのプライバシーが詰まった秘密な貴重なデータです
 
絶対に漏れてはいけないデータなので、「人工知能が使うから」と言っても、簡単に利用できません。
 
さて人工知能はどうしたら良いでしょうか?
 
それは人工知能が、患者さんのデータをうまい具合に「誰のデータかわからない」という様に変換するのです
 
例えば、肺がんのレントゲン写真があります。
 
そのままの写真を人工知能で使っては、患者さんのプライバシーがそのまま人工知能に流れてしまう。しかし、人工知能は、自分がデータを使う前に「この患者さんと特定されない様にレントゲン写真をうまい具合に加工する。しかもなるべく元の画像の形を保存したまま」ということをします。
 
こうすることで人工知能は、人工知能がデータを利用するためにまずデータのプライバシーを守るのです。
 
人工知能の知見は毎日ネット上に上がってきます。一緒に勉強していきましょう!