中野哲平の日記

中野哲平が人工知能に関して色々解説します

人工知能に負けない職業とは?

こんにちわ、株式会社NAMの中野哲平です。
 
さて、人工知能と芸術に関して、「もっと知りたい」というLINE@の声が多かったので、もう一つ紹介します(LINE@で要望があれば、関連分野の情報を流します)。
 
前回はバッハの音楽でした。じゃあ美術は?
 
もちろんあります。2年前に発表された論文です。
 
 
人工知能が、有名な画家の美術スタイルを真似て、何の特徴もない写真を。ゴッホ風の絵画にする、ピカソ風の絵画にするという人工知能です。
 
 

f:id:nakanoteppei1:20170923141129j:plain

 
上の写真です。驚きの結果ですよね。

 

 
このように人間が作って来たパターンは、人工知能には簡単に真似されます。投資やトレードも同じです。人間が自信を持っているパターンほど、簡単に人工知能は真似できてしまいます。
 
じゃあ今後、ずっと消えない職業は何なの?
 
それは、パターン化するのが難しい職業です。
 
そもそもパターン化とは、目的を達成するために行います。トレーダーも囲碁棋士も「お金を増やす」「相手に勝つ」という明確な目的があります。だから、勝つためのパターンを研究します。
 
しかしそのパターンは人工知能にすぐ真似されてしまうわけです。つまり、人工知能に潰されない最強の職業は「明確な目的がない職業」です。
 
なぜならその職業にはパターンも何もないのだから。では、具体的にはどの様な職業でしょうか?
 
それは、明確な目的はないが、あらゆる職業を人工知能にパターン化させる職業です。
 
つまり平たくいえば、人工知能と戦う側にまるのではなく、人工知能を使ってパターンを作らせる側に回れいうことです。
 
これは僕が以前から散々言ってることです。将来のキャリア、職業選択をする上で、人工知能を使える側に回れるか、一度考えてみましょう。